【セントラル短資FX】

ドル・豪ドルー為替の今後を予想するためのFX基本情報

FXの日々の情報や、投資の失敗・成功などを日記形式で書いていきます。

2016年01月

1月の最終日は日銀金融政策決定会合でのマイナス金利というサプライズで円売り一色となりました。

 29日のドル円は一時121.687円と前日終値118.80円付近から約3円上昇し、豪ドルも86.365円と前日終値84.15円から約2円上昇しました。また、明け方にかけても大きく値を崩すことはなく、日銀の金融政策による円安の効果は今後も継続していくのではと感じられます。
そうすると、来週以降為替相場は円売傾向に反転していくのでしょうか。


今年に入ってからのリスク要因は①中国の景気減速懸念、②原油価格の下落の二つです。


まず、中国の景気減速懸念ですが、きっかけは1月4日に発表された「12月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)」が48.2(予想49.0)と市場予想を大きく下回ったこととされています。
2月1日10:45には1月のCaixin製造業購買担当者景気指数が発表となるため、これで下げ止まりが確認されると一つ相場反転のきっかけになるかもしれません。


次に、原油価格ですが、こちらは依然不透明な状態が継続されています。前日はロシアから、サウジアラビアと原油生産量の減産について検討しているなどとの情報がでましたが、サウジアラビアは否定しました。また、イランは当面減産は行わないと発表しており、産油国の足並みは揃っておらず、原油価格の安定化には時間が必要とも考えられます。
ただし、足元では原油価格はこれら産油国絡みの報道で荒い値動きをするものの、全体としてはここ数日は徐々に下値を切り上げる展開となっています。


ということで、来週以降については、為替相場も中国絡み、原油絡みで瞬間的に荒い値動きをする可能性はあるものの、全体としては底堅く推移するのではと考えられます。


とはいうものの、週明けの中国の経済指標には注意が必要と考えます。

 
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29日の振り返り
29日のイベント
日本 日銀金融政策決定会合結果公表 日本 日銀、経済・物価情勢の展望レポート(基本的見解)公表 8:30 日本 12月全国消費者物価指数(生鮮食品除く・前年比) 8:30 日本 1月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く・前年比) 8:30 日本 12月失業率 8:30 日本 12月有効求人倍率 8:50 日本 12月鉱工業生産・速報値 9:05 英国 英1月GfK消費者信頼感 9:30 オーストラリア 豪10-12月期生産者物価指数(前年比) 15:30 日本 黒田日銀総裁、記者会見 15:30 フランス 仏10-12月期GDP・速報値(前期比) 15:30 フランス 仏10-12月期GDP・速報値(前年比) 17:00 スペイン スペイン10-12月期GDP・速報値(前期比) 17:00 スペイン スペイン10-12月期GDP・速報値(前年比) 19:00 ユーロ圏 ユーロ圏1月消費者物価指数(HICP)・速報値(前年比) 21:00 南アフリカ 南ア12月貿易収支 22:30 米国 米10-12月期GDP・速報値(前期比年率) 22:30 米国 米10-12月期個人消費・速報値(前期比年率) 22:30 米国 米10-12月期GDPデフレーター・速報値(前期比年率) 22:30 米国 米10-12月期コアPCEデフレーター・速報値(前期比年率) 22:30 米国 米10-12月期雇用コスト指数(前期比) 22:30 カナダ 加11月GDP 23:45 米国 米1月シカゴ購買部協会景気指数 0:00 米国 米1月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値 2:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁、講演 5:30 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演

 
<イベントによる為替レートの動き>
豪10-12月期生産者物価指数は強弱まちまちであり、豪ドルへの大きな影響はありませんでした。
米10-12月期GDP・速報値は0.7%(予想2.0%)と予想を大きく下回りました。ドルは0.2円程度瞬間下落し、その後反発したため、結果相場への影響は限定的でした。
1月シカゴ購買部協会景気指数は55.6(予想45.3)と予想を上回り、一時121.589円と0.2円程度上昇しました。
1月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値は92.0(予想93.3)と予想を下回りました。しかし全体としての円売りの流れの中、相場への影響は限定的でした。



<日銀金融政策決定会合結果公表の影響>
結果:マイナス金利の導入
直後の動き:
12:15頃、フライング気味に日経新聞の記事(日銀のマイナス金利導入)でドルは0.7円程度急上昇。その後やや戻すが、12:30の結果公表でマイナス金利導入決定が伝わるとドルは5分間で121.415円まで約2.4円も急上昇し、日経平均株価もマイナス圏からプラス500円超へと上昇。しかし、13:00頃には日経平均が再びマイナス圏まで下落すると(500円の上昇と下落のジェットコースター状態)、ドルも119.20円まで急反落。
→前回の日銀追加緩和の一報に騙された心理が影響したのか、上昇直後の下落となったが、その後は本格的な追加緩和との期待で円売り傾向。


<1日の動き>
ドル:前日終値118.80円
118.81円(7:00)→118.60円(12:00)→119.349(12:15)→121.415円(12:30)→119.30円(13:00)→120.80円(15:00)→120円後半の広めのレンジ相場(20時まで)→120.632円(20:00)→121.687円(24:00)→120.919円(27:00)→121.036円取引終了

豪ドル:前日終値84.15円付近
84.17円(7:00)→84円前半のレンジ相場(12時まで)→84.799(12:15)→86.203円(12:30)→84.37円(13:00)→86.293円(15:00)→86円前後の広めのレンジ相場(19時まで)→85.362円(20:00)→86.365円(24:00)→85.403円(26:00)→85.729円取引終了


1日を通して、日銀金融政策決定会合の結果の影響を強く受けた相場展開。日銀の結果公表までは、ズルズルと緩やかな円買いが継続。日銀結果公表直後の乱高下の後は、緩やかな円売りが継続。さらに22時以降は月末絡みのドル買いフロー観測(22時から24時の間でドルは0.5円程度上昇)もあり、ドルが独歩高。豪ドルはイランの「原油減産の意思なし」との報道で原油価格が急落すると、それにつれて売られる場面もあったが、結果的には全体としての円売りの流れが強く、取引終了。


1日のイベント
10:00 中国 中国1月製造業PMI 10:00 中国 中国1月非製造業PMI 10:45 中国 中国1月財新/製造業PMI 17:50 フランス 仏1月製造業PMI・確報値 17:55 ドイツ 独1月製造業PMI・確報値 18:00 ユーロ圏 ユーロ圏1月製造業PMI・確報値 18:30 英国 英1月製造業PMI 18:30 英国 英12月消費者信用残高 22:30 米国 米12月個人所得 22:30 米国 米12月個人消費支出 22:30 米国 米12月コアPCEデフレーター 23:45 米国 米1月マークイット製造業PMI・確報値 0:00 米国 米1月ISM製造業景況指数 0:00 米国 米12月建設支出 3:00 米国 フィッシャーFRB副議長、講演


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28日の振り返り
28日のイベント
8:50 日本 対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース) 9:30 オーストラリア 豪10-12月期輸入物価指数(前期比) 9:30 オーストラリア 豪10-12月期輸出物価指数(前期比) 12:45 日本 2年国債入札(2兆5000億円) 18:30 英国 英10-12月期GDP・速報値(前期比) 18:30 英国 英10-12月期GDP・速報値(前年比) 18:30 南アフリカ 南ア11月生産者物価指数(前年比) 19:00 ユーロ圏 ユーロ圏1月経済信頼感 19:00 ユーロ圏 ユーロ圏1月消費者信頼感・確報値 20:00 英国 英1月CBI流通取引調査 22:00 ドイツ 独1月消費者物価指数・速報値(前年比) 22:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁、講演 22:30 米国 米12月耐久財受注 22:30 米国 米12月耐久財受注(除輸送用機器) 22:30 米国 米新規失業保険申請件数 0:00 米国 米12月中古住宅販売保留件数指数 3:00 米国 米7年債入札(290億ドル) 6:45 ニュージーランド NZ12月住宅建設許可

<イベントによる為替レートの動き>
輸入物価指数は-0.30%、輸出物価指数は-5.40%でしたが、豪ドルへの影響はありませんでした。
米耐久財受注は-5.10%(予想-0.60%)と予想を大幅に下回りました。新規失業保険申請件数は27.8万人(予想28.2万人)と予想よりやや強い数字でした。
発表直後は耐久財受注の悪化の影響でドルは118.90円→118.65円→118.991円と一旦急落し、その後急反発しました。


<1日の動き>
ドル:前日終値118.60円
118.60円(7:00)→118.414円(9:00)→118.931円(11:00)→118.50~119.00円のレンジ相場→118.80円取引終了

豪ドル:前日終値83.32円付近
83.30円(7:00)→83.009円(9:00)→83.797円(11:00)→84.806円(23:30)→84.15円(24:30)→84円前半のレンジ相場→84.15円取引終了
(9:00→11:00 83円→83.797円、16:00→17:00 83.50円→84.00円、23:00→23:30→24:30 84.00円→84.806円→84.15円)

東京タイムは、日経平均前日の日経平均先物にさや寄せする形でマイナスで寄り付くも反発し、プラス圏まで回復。その流れで為替相場も9時頃までは下落していたものの11時に向けて上昇。しかしその後日経平均の上値が重たくなり、マイナス圏に戻されると、為替相場は揉みあい相場。
欧州\NYタイムでも揉みあい相場は継続するも、原油価格が堅調で推移したため、豪ドルは上昇。特にサウジアラビアとロシアが原油生産量減産の方向で検討と伝わると原油相場は急上昇。その流れで豪ドルは84.806円を付けるも、その事実はないという報道で下落。原油価格に一喜一憂する相場展開。


29日のイベント
日本 日銀金融政策決定会合結果公表 日本 日銀、経済・物価情勢の展望レポート(基本的見解)公表 8:30 日本 12月全国消費者物価指数(生鮮食品除く・前年比) 8:30 日本 1月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く・前年比) 8:30 日本 12月失業率 8:30 日本 12月有効求人倍率 8:50 日本 12月鉱工業生産・速報値 9:05 英国 英1月GfK消費者信頼感 9:30 オーストラリア 豪10-12月期生産者物価指数(前年比) 15:30 日本 黒田日銀総裁、記者会見 15:30 フランス 仏10-12月期GDP・速報値(前期比) 15:30 フランス 仏10-12月期GDP・速報値(前年比) 17:00 スペイン スペイン10-12月期GDP・速報値(前期比) 17:00 スペイン スペイン10-12月期GDP・速報値(前年比) 19:00 ユーロ圏 ユーロ圏1月消費者物価指数(HICP)・速報値(前年比) 21:00 南アフリカ 南ア12月貿易収支 22:30 米国 米10-12月期GDP・速報値(前期比年率) 22:30 米国 米10-12月期個人消費・速報値(前期比年率) 22:30 米国 米10-12月期GDPデフレーター・速報値(前期比年率) 22:30 米国 米10-12月期コアPCEデフレーター・速報値(前期比年率) 22:30 米国 米10-12月期雇用コスト指数(前期比) 22:30 カナダ 加11月GDP 23:45 米国 米1月シカゴ購買部協会景気指数 0:00 米国 米1月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値 2:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁、講演 5:30 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演



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27日の振り返り
27日のイベント
9:30 オーストラリア 豪10-12月期消費者物価指数(前年比) 16:00 ドイツ 独2月GfK消費者信頼感 16:00 英国 英1月ネーションワイド住宅価格 16:45 フランス 仏1月消費者信頼感指数 21:00 米国 米MBA住宅ローン申請指数 0:00 米国 米12月新築住宅販売件数 0:30 米国 米週間原油在庫 1:30 米国 米2年物インフレ連動債入札(150億ドル) 3:00 米国 米5年債入札(350億ドル) 4:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表 5:00 ニュージーランド RBNZオフィシャル・キャッシュレート発表 6:45 ニュージーランド NZ12月貿易収支

<イベントによる為替レートの動き>
豪消費者物価指数は1.70%(予想1.60%)と予想を上回りました。豪ドルは直前に82.663円まで下落していましたが、一時83.351円(9時45分頃)まで上昇しました。
米12月新築住宅販売件数は54.4万件(予想50万件)と予想を上回りましたが、ドルへの大きな影響はありませんでした。

米週刊原油在庫は838.3万バレル(前回397.9万バレル)から大幅に増加しましたが、原油価格は上昇したため、豪ドルを中心に上昇しました。
原油在庫の増加は原油価格下落につながっていましたが、昨晩は原油価格上昇の流れを打ち消すことはありませんでした。


<1日の動き>
ドル:前日終値118.45円
118.45円(7:00)→118.042円(12:00)→118.998円(27:00)→FOMC→118.60円取引終了

豪ドル:前日終値83.00円付近
83.00円(7:00)→82.662円(9:25)→83.28円(9:30)→82.709円(12:30)→83.517円(15:00)→83円前半のレンジ(22時くらいまで)→84.216円(25:30)→FOMC→83.32円取引終了

東京タイムは、前日の日経平均先物が大証比395円高と大幅高だったことを受け、好調に推移し、後場には一時500円以上上げたこともあり、為替相場も後場ドル、豪ドルともに上昇。ただし、夜にFOMCを控えていたこともあり、どちらかに大きく抜ける動きはなくレンジ相場。
欧州NYタイムも夜のFOMCを控えて大きな動きはなかったが、NYタイムに入ると原油価格が上昇したこともあり、為替相場も緩やかに上昇してFOMCを迎え、取引終了。

<FOMC>
FOMCでは、予想通りの結果となったが、声明で「世界的な経済・金融情勢を注意深く見守る」と指摘したことで、米利上げペースが遅くなるとの見方が浮上し、119.069円を付けるも、その後下落。明け方5時頃には82.977円まで下落。その後やや反発して取引終了。


28日のイベント
8:50 日本 対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース) 9:30 オーストラリア 豪10-12月期輸入物価指数(前期比) 9:30 オーストラリア 豪10-12月期輸出物価指数(前期比) 12:45 日本 2年国債入札(2兆5000億円) 18:30 英国 英10-12月期GDP・速報値(前期比) 18:30 英国 英10-12月期GDP・速報値(前年比) 18:30 南アフリカ 南ア11月生産者物価指数(前年比) 19:00 ユーロ圏 ユーロ圏1月経済信頼感 19:00 ユーロ圏 ユーロ圏1月消費者信頼感・確報値 20:00 英国 英1月CBI流通取引調査 22:00 ドイツ 独1月消費者物価指数・速報値(前年比) 22:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁、講演 22:30 米国 米12月耐久財受注 22:30 米国 米12月耐久財受注(除輸送用機器) 22:30 米国 米新規失業保険申請件数 0:00 米国 米12月中古住宅販売保留件数指数 3:00 米国 米7年債入札(290億ドル) 6:45 ニュージーランド NZ12月住宅建設許可



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26日の振り返り
26日のイベント
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、開催(-27日)
17:00 ユーロ圏 カタイネン欧州副委員長(成長・投資担当)、講演
19:45 英国 カーニーBOE総裁、講演
23:00 米国 米11月S&P/ケースシラー住宅価格指数(前年比)
23:00 米国 米11月住宅価格指数
23:45 米国 米1月マークイット総合PMI・速報値
23:45 米国 米1月マークイットサービス業PMI・速報値
0:00 米国 米1月消費者信頼感指数
0:00 米国 米1月リッチモンド連銀製造業指数
3:00 米国 米2年債入札(260億ドル)
米国 ステート・ストリート、10-12月期決算発表
<イベントによる為替レートの動き>
ケースシラー住宅価格指数は0.5%上昇と予想通り、消費者信頼感指数は98.1(予想96.5)と予想を上回りました。消費者信頼感指数発表後はややドルが上昇しましたが、大きな動きはありませんでした。
26日から注目のFOMCが始まりました。今晩結果発表となります。


<1日の動き>
ドル:前日終値118.30円
118.30円(7:00)→118.070円(9:00)→117.655円(16:00)→118.620円(26:00)→118.45円取引終了

豪ドル:前日終値82.28円付近
82.20円(7:00)→81.898円(9:00)→81.478円(16:00)→83.266円(26:00)→83.00円取引終了

東京タイムは日経平均が300円前後安で推移したため、為替相場も軟調に推移。
欧州NYタイムも序盤は日経平均先物が軟調に推移したため、16時までは軟調な展開。16時からは一転、原油価格が上昇していたこともあり、日経平均先物、NY株価指数先物がプラス圏で推移すると為替相場は急反発の展開。16時~翌2時頃にかけて、ドルで約1円、豪ドルで約0.8円上昇して取引終了。



27日のイベント
9:30 オーストラリア 豪10-12月期消費者物価指数(前年比) 16:00 ドイツ 独2月GfK消費者信頼感 16:00 英国 英1月ネーションワイド住宅価格 16:45 フランス 仏1月消費者信頼感指数 21:00 米国 米MBA住宅ローン申請指数 0:00 米国 米12月新築住宅販売件数 0:30 米国 米週間原油在庫 1:30 米国 米2年物インフレ連動債入札(150億ドル) 3:00 米国 米5年債入札(350億ドル) 4:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表 5:00 ニュージーランド RBNZオフィシャル・キャッシュレート発表 6:45 ニュージーランド NZ12月貿易収支



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